恋愛に使える心理学【モテる男女のテクニック】⑩オープンポジションとクローズドポジション~好意・歓迎を示すしぐさと拒絶・警戒を示すしぐさ~
しぐさから、人の気持ちを推察するということは、人間関係を良好に保つために、ぜひともできるようになりたいことです
しぐさから相手の気持ちを読み取ることができるようになれば、相手が望む行動をできるようになりますからね
髪や唇を触る行為は「不安」をあらわしていて
おでこに手を当てる行為は「迷い」をあらわしていて
拳を握ったり指を鳴らしたりするのは「拒否」をあらわしていて
人を指差す行為は「威嚇」をあらわしてるというように、
人のしぐさから感情を読み取ることは、可能であり重要なことです
気になっている人との距離を縮めたいと考えている人は少なくないでしょう
距離を縮めたいのに縮まらないという場合は、警戒心がまだ残っているのかもしれません
相手の警戒心を解き、打ち解けた関係となるためには、「自分は警戒していない。歓迎しています」ということを、まず自分のほうから姿勢で示す必要があります
姿勢は馬鹿にできません。ときに、言葉よりも雄弁に気持ちを表してくれるのが姿勢だからです。
というわけで今回は、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションについてです
姿勢には大きく分けて2つ、オープンな姿勢とクローズな姿勢があります
人を引き寄せたいならば、オープンな姿勢を心掛ける必要があります
オープンポジションは、真正面から向かい合って、手や腕や足を開く姿勢のことです
このポーズは、好意や歓迎、信頼を示すしぐさなので、相手からの好意や歓迎、信頼を招きやすいしぐさでもあるわけです
手のひらを開き、手を相手に見せ、腕を開くことで胸を見せ、足をぴっちりと閉じず、パーソナルスペースに相手を呼び込むオープンな姿勢をとることで、好意は好意で、歓迎は歓迎で、信頼は信頼で、鏡のように返報性の原理が働いて、相手からの良感情が返ってきます
オープンポジションは、相手を信頼していることを示すポーズだからこそ、相手から信頼されやすくもなるポーズなわけです
これらのポーズをとっている人は、リラックスしているといえます
気の置けない仲間と接しているときには、自然とオープンポジションをとっているものなのです
だれに対してもオープンポジションをとるというのは難しいかもしれません。だれに対しても緊張せずリラックスした態度で接するというのはなかなかできませんよね。当然人には苦手なタイプというものがありますし、初対面の人に警戒してしまうものです
しかし、オープンポジションをとることができなくても、クローズドポジションをとらないように注意することはできます
よっぽど嫌いな人相手なら、クローズドポジションをして敵意を示してもいいかもしれませんが。争いはできるだけ避けたいですよね
苦手な人と話さなければならないときに、ついつい腕組みをしちゃってませんか?
腕組みは、代表的なクローズドポジションで、自分をガードしようと警戒している姿勢です
居心地の悪さや緊張が、人にこの姿勢をとらせます
クローズドポジションは、腕や足を開くオープンポジションに対して、腕や脚を内側にクロスする姿勢のことを言います
相手に正面を向けないで半身になるのもクローズドポジションです
ひざやつま先の向きは、関心が向いているほうへと向きやすいという特徴があります
相手に正面を向けてないということは、相手へ好意や興味、関心を抱いていないということを示しているわけです
腕を組んで胸を隠したり、脚を組んだりのほか、拳を握ったり指を組んだりして手のひらを見せないのも、クローズドポジションです
また、バッグを抱え込んだりして、相手との間に障害物を置こうとするのも、相手との距離をとりたい意志のあらわれです
これらの姿勢は、警戒心を示すしぐさのため、まわりの信頼を獲得しづらい姿勢です。自分のことを信用してくれない相手を、人は信用できませんよね
腕を組むと威圧感がありますよね
相手をパーソナルスペースに入れさせたくないという意志が、そのしぐさにあらわれています
脚を組むのもクローズな姿勢で、パーソナルスペースを広くとりたい、相手にそれ以上近寄ってほしくないという気持ちが姿勢として現れているのです
脚を頻繁に組み替えるのは、緊張や退屈を和らげようという意志の表れで、体を動かすことによって血流をよくしそれらの負の感情を消そうとしてあらわれるしぐさなのだそうです
政治家など大衆に訴えかける仕事をしている人は、意識的にオープンポジションをとっています
腕を開き、聴衆に手のひらを見せて、聴衆に親近感を生じさせ、自分のイメージを良くすることに全力を尽くしています
心を開くことを「胸襟を開く」といいますね
胸襟を開き自己開示して、姿勢もオープンポジションを心がけている人は、親近感や信頼感を獲得しやすく、まわりの人に好かれやすいです
クローズよりもオープンな生き方をして楽しく暮らしていきたいですね