一日のはじまりを大事にしましょう【日照時間と鬱の関係】【生活リズムと肥満の関係】
寝覚めの朝は、人間の一日でもっとも体温が低い時間帯です
寝起きにぶるっと震えたり、寒くて布団の外に出られないといった経験をしたことのある人は多いと思います
体温が下がりに下がっている朝に、私は白湯を飲むようにしています
体の内側からあったかくなるよう意識しています
生活リズムはどうしても崩れやすいですね
崩れた生活リズムをリセットするには、朝に光を浴びることをおすすめします
日光を浴びることで、乱れた体内時計がリセットされます
日光が一番いいですが、電灯やパソコンの光でも、目が覚めるのを促します
考えてみれば当然の話で、夜寝る前にスマートフォンやパソコンをいじることで眠れなくなるということは、逆にその習慣を朝にもってくれば、目が覚めやすくなるということです
だから、朝早く起きてブログ更新するのが、ブロガーの皆さんにおすすめです
今日やってみましたけど、はかどりました
パソコンを使うのは夜よりも朝のほうがいいですし、朝は外に行く予定がなくても、日光は浴びたほうがいいです
外出の予定がなかったとしても、散歩それ自体を予定にしてみてはどうでしょうか
夜は光を避け、朝は光を求めるのが、狂った生活リズムを元通りにするのに必要だと言えます
日の光が精神に与える影響は大きいです
それは、日照時間の短い北欧で自殺者数が多いという事実からも伝わってきますね
日照時間もそうですが、気温も人の心に強い影響を与えます
暖かいところに住む人より、寒いところに住む人のほうが自殺しやすいと言えます
日本で言うと、気温や日照時間の影響からか、東北地方の自殺率が高いですね
体内時計を正常に保つことは、きわめて重要です
日本大学薬学部の榛葉繁紀(しんばしげき)教授の研究では、体内時計をつかさどる遺伝子を働かさせなくしたマウスと、正常なマウスの肥満状況などを比較することで、体内時計が狂ったマウスはホルモンを調節する遺伝子も正常に働かなくなり、病気にかかるリスクも増大したという実験結果を明らかにし、人の場合も、不規則な生活で体内時計を狂わせるのは、肥満をはじめとして悪影響があるだろうと、注意喚起しています
榛葉教授は、体内時計調節のタンパク質がメタボリックシンドローム発症と関係していることを明らかにしています
体内時計調節の役割を果たすタンパク質「BMAL1(ビーマル・ワン)」は、脂肪細胞をつくることにも関係しています
この「BMAL1」は、朝起きて夜寝るという生活リズムをもたらすだけでなく、脂肪をつくってため込むための酵素を増やす働きをするのですが、これが体内リズムと密接な関係を持つのです
要点だけを言うと、「BMAL1(ビーマル・ワン)」は、昼間は少なく、夜になると増えるので、「夜遅くに食事をすると太ってしまう」ということを、分子レベルの話で明らかにしたということです
この「BMAL1(ビーマル・ワン)」は、午後十時から午前二時ごろが最高です
つまり、その時間帯が、食事をするともっとも太りやすい時間帯だということです
生活リズム、日光浴、食事の時間帯を意識して、健康に暮らしましょう