生活習慣病予防・対策には、食事内容と食事の後の有酸素運動が大事【糖尿病・脳卒中・心臓病】
「生活習慣病」は、かつて「成人病」と呼ばれていました
呼び方が変化したのは、それらの病が、成人(大人)になったから引き起こされるのではなく、生活習慣の悪化によって引き起こされると分かったからです
糖尿病などの生活習慣病になるのは、加齢が原因なのではなく、若いころからの悪い生活習慣の積み重ねに原因があるのです
かつて成人病と呼ばれた生活習慣病は、子どもや、二十代三十代の若い世代ですらかかり得る病なのです
食事内容や、運動や睡眠の不足、飲酒、喫煙などの悪習慣が、糖尿病や脳卒中、心臓病などの生活習慣病を招きます
「成人病」→「生活習慣病」と言葉が変化しました。これは、「大人になったら誰でもなる、だから仕方ない」から、「ならないために、生活習慣を見直さなければならない」と、考えを改めさせるために、名称が変更されました
日本の糖尿病患者数は、予備軍を含めると二千万人もいると言われています
糖尿病は、完治することのない病気で、糖尿病でない人と比べて平均十年寿命が短いです。死因の多くが、糖尿病の合併症です
糖尿病とは、高血糖のことですから、血糖値上昇に気を付ける必要があるわけです
血糖値は、食後緩やかに上昇していき、二、三時間たつと、ようやく低下します
血糖値上昇のピークは、食後三十分経過したころです
そこで、糖尿病予防として効果的なのが、夕食後三十分経過したタイミングで、有酸素運動をすることです
おすすめする有酸素運動は、立ってテレビを見ながらその場で足踏みです。リビングで一人がやってると、ほかの家族にとっては鬱陶しいかもしれません。健康のために、家族みんなでやってみてはいかがでしょうか。
晩御飯の後三十分したらこの足踏み運動をすることが、糖尿病対策として効果があります
ほかの生活習慣病、たとえば脳卒中と心臓病は、どちらも、「血管の詰まり」によって引き起こされる病です。
血管が詰まることで血流が途絶えて、その先へ酸素や栄養が届かず、組織が壊死してしまいます
ガンに次ぐ死因が、脳と心臓の血管障害です。
油っこい食べ物を控えるなど、食生活の改善が必要です