食事は少し冷ましてから食べるほうが健康的。腹八分が大事【熱々激辛の健康リスクとサーチュイン遺伝子】

熱いものをよく口にしていると、胃や食道がやけどしてガンリスクが高まると言われています

あったかい食事のほうがおいしいですが、少し冷ましてから食べるほうが健康にいいんですね

猫舌の人は、熱さに敏感な舌が、健康を守ってると言えますね

 

熱々料理のほか、激辛料理やアルコール度数の高いお酒も、胃や食道の粘膜を傷付ける原因となります

「腹八合医者いらず」や「腹八分に病なし」といったことわざがあるように、食べすぎるということは体に無理をさせることなので、健康に良くないです

 

マウスの実験では、エサを無制限に与え続けたマウスの平均寿命が74週だったのに対し、エサの量を80%に制限したマウスの平均寿命は122週と、大幅な伸びを見せました

 

サルを使った実験においても、カロリー制限によって、体脂肪や血圧、血糖値、中性脂肪値などが改善されたことが報告されています

そして、老化を防ぐサーチュイン遺伝子は、一定のカロリー制限をすることで活性化することが分かっています。つまり、腹八分の食事で細胞の老化が防げるわけです

 

極度のカロリー制限は体に毒ですが、昔から言われているように、「もう少し食べられる」「もう少し食べたいな」と思う腹八分あたりが、健康で若々しく暮らすのに適した食事量だと言えます