恋愛に使える心理学【男心女心】【惚れさせる】③バーナム効果~そう言われるとそんな気がしてくる~

血液型性格分析ってありますよね。友人の何人かも、血液型で性格が決まると信じ込んでいます。血液型性格分析が、どうしても私は受け入れがたいです

A型は神経質、B型は自己中心的、O型はおおざっぱ・・・

そんなふうにして、血液型で性格を決めつけて、勝手に納得しようとする人が少なくありません

そして、ブラッドタイプ・ハラスメントが横行するわけです

 

でも、よく考えてみてください。

①神経質にならない人がこの世にいますか?

②自己中心的な面を持たない人間なんているんですか?

③おおざっぱなところがない人が存在するんですか?

①いない②いない③するわけがない

よく考えてみればどれも、だれの性格にだって当てはまる特徴じゃないですか

これこそが、バーナム効果です

適当な性格分析でも、言われると当たっているような気がしてくることを言います

バーナム効果を上手く使うと、人から強く信頼されます

あまりいい例じゃないですけど、前に、女性タレントが占い師に洗脳されているなんてニュースがありましたけど、あれも、占い師がバーナム効果を悪用して信頼を勝ち取って懐に入ったんでしょう

自分のことを理解してくれている(と思える)人に、好意を抱くのが人間です。だからこそ、新興宗教はたくさんあるわけです。

心理学は、良くも悪くも使える学問なので、知っているに越したことはないです。人間関係を良好にするためにも、人間関係でのトラブルを防ぐためにも有効です

 

バーナム効果がありますから、曖昧な表現を心掛ければ、だれだって占い師になることが可能です

よほど突飛なことを言わない限り、言われたほうは当たった気になるものなんです

バーナム効果を恋愛に活用するにはどうすればいいでしょうか?

簡単です。占い師のまねごとをすればいいんです

なんでもいいんですが、たとえばこんなふうに言ってみたらどうでしょうか

「あなたは(きみは)いつも元気だけど、ナイーブなところあるでしょ?」

「あなたは(きみは)ふだんおとなしいけど、実は芯が強いよね」

こんな適当であいまいな性格分析でも、言われた側は的中していると思い、(この人、自分のこと分かってくれてる!)とうれしくなります

 

ポイントは、言われた側がうれしい性格分析にしてあげることです

人には、まわりからこう思われたいという理想像があって、でも実際には、自分が望むようには見られていないという悩みを抱えがちなものです

普段強がっているけど弱みを見せたがっている人には、「ナイーブなところがあるでしょ」と言ってあげ、いじられキャラでまわりから小馬鹿にされがちな人に対しては、「芯が強い」など、弱々しさとは真逆の性格分析を言ってあげれば喜ばれます

バーナム効果を恋愛に活用すれば、あなたは、あなたの好きな人の最大の理解者になることが可能なのです。ですから、有効活用しましょう