胃酸はなぜ胃を溶かさないのか?胃炎・胃潰瘍・逆流性食道炎にならないためにできること

口から取り込んだ食べ物を消化してくれる胃酸は、大変に強力な酸です

肉などたんぱく質を分解するこの胃酸は、どうして同じタンパク質で出来ている胃自体を溶かさないのでしょうか?

 

それは、胃粘液のバリアーがあるからです

胃の内側の粘膜から分泌される粘液が、粘膜を覆うことで強力な胃酸から守っているのです。人体ってよく出来てますよね

この胃粘液が無かったら、激痛の果てに胃がなくなって、消化もままならず栄養を摂り入れることができないので、人は死んでしまいます

胃酸の分泌が活発になったり、胃粘膜を攻撃する因子が増えれば、胃粘膜の必死の守りでも守り切れずに、大事な胃が、強烈な酸の胃酸によって荒れてしまいます

そして、胃炎や胃潰瘍といった病気が引き起こされます

胃粘液のバリアーが壊れやすくなり、胃粘膜を傷めつけてしまう原因となるのが、ストレスや飲酒・喫煙です

 

食後すぐに横になってしまうと、逆流性食道炎が引き起こされる危険があります

胃には胃粘液のバリアーがありますが、食道にはバリアーがありません

食事をして胃酸が活発になってる状態で横になるということは、強力な胃酸が逆流しやすくなり食道を傷める危険性も高くなるということです

食後一、二時間は、横にならないようにしましょう。太りやすくなるなど、身体によくないことが多いですからね