男女の脳の違い【話を聞かない男、地図が読めない女】
「話を聞かない男、地図が読めない女」という本がベストセラーになったことがありました
今でも男女の脳の違いを学習し、異性への理解を深める本として多くの人に読まれ、新装版も出ています
この本のタイトル通り、男女の脳は、それぞれ得意としていることが違います
男性の脳は、「空間認知能力」に長けています。男性は女性よりも方向感覚に優れ、道を覚えるのや地図を読むことを得意としています
それに対し女性は、「コミュニケーション能力」に長けています
なぜかというと、女性の脳は、脳梁が発達しているからです
脳梁という器官は、情緒的・芸術的・音楽的な分野で働く右脳と、分析的で言語表現に関する分野で働く左脳とをつなぐ働きをしているのですが、女性の脳梁は特に、言語中枢からの神経線維が集まっている部分が発達しています
そのため、女性は、さまざまな情報を言語に置き換えることが得意だといわれているのです
傾向として、女性のグループは会話が延々と続く場合が多いですよね
女性は、会話を得意としていることもありますが、会話自体を楽しんでいる人が多い印象もあります
男性と女性では、会話に対するスタンスに違いを感じます
女性のコミュニケーションは、それ自体(つまり仲良くなること)が目的なのに対して、男性のコミュニケーションはなにか目的(プロジェクトの達成や部活動の勝利、大昔で言えば狩りで獲物をゲットすることなど)があって、それを実現するための手段として言葉を用いているといえます
女性は、共感を求めるのに対し、男性は、共感より、目標達成や問題解決を優先するわけですね
思い込みの力があなたの人生を変える【思い込みの力の凄まじさ】~一マイル競走のランナーが四分の壁を破る時~
思い込みの力があなたの人生を変える
自己啓発本のタイトルみたいですが、実際問題、思い込みの力は馬鹿にできません
思い込みの力こそが成功と失敗を分けるという話、「四分の壁」の話を紹介したいと思います
私この話が好きなので、たくさんの人に知ってもらいたいです
一マイル競争という欧米を中心に人気のあった中距離走で、だれも達成できないと言われた記録がありました。
選手たちが懸命に走っても、どうしても四分を切って走ることができないのです。
すぐれたランナーたちがいくら挑戦しても、何十年もの間、一マイルを四分以内で走ることはできず、「四分の壁」を破ることは、「エベレスト登頂よりも難しい」「人間の運動能力では絶対に無理だ」とさえ言われていました
しかし、その難攻不落の壁も、ついに破られる時が来ました
その大偉業を成し遂げたのは、ロジャー・バニスターというイギリスの医学生でした。
彼は、チームメイトの協力を得て、科学的トレーニングと不屈の信念によって、1954年に、絶対に破ることができないと多くの人から言われていた「四分の壁」を破ってみせ、世界を驚愕させたのです
何十年も、一マイル(1609m)四分の壁は崩されることなく、選手たちの前にありました
しかし、ロジャー・バニスターという医学生が、科学的なトレーニングと、壁を絶対に打ち破るという意志によってその挑戦を成功させたことをきっかけに、これまでの陸上界では考えられなかったことが起こりました
ロジャー・バニスターが四分の壁を破ると、その後さらに信じられないことが起こりました
それから一年の間に、二十三人もの選手が、四分の壁を破ってみせたのです
今まで絶対に破ることができないといわれていた四分の壁はいったいなんだったんだと、だれもがおもう結果でした
この結果を招いたのは、決して運動能力の飛躍的向上などではありませんでした
二十三人がロジャー・バニスターに続いて、次々に四分の壁を破ることができたのは、これまで「できない」と思い込んでいた彼らが、ロジャー・バニスターの成功によって、「できる!」と思い込めるようになったからなのです
プラシーボ効果は、「自分が飲んでいる薬は本物だ」と思い込むことで、「偽物」の薬を「本物」に変えます
一マイル競争四分の壁でも、同じように、思い込みの力によって、大きな違いが生まれるのだということを明らかにしました
一人の偉大なランナーが必死な走りで「一マイル走を四分で走れる人間などいるはずがない」という定説を打ち砕いてくれたからこそ、みんなに四分の壁は思い込みに過ぎなかったんだと知らせることができたのです
そして、それまで強く信じられていた、「四分の壁」という思い込みの呪縛から解かれたことで、ほかのランナーたちも「壁を越えるのは無理じゃない」「同じ人間にできるんだ」と勇気を得て、それまで誰も達成できなかったのがうそのように、次々と達成者が現れたのです
人間の力で出来るのに、自分の思い込みで自分の力を制限してしまい、自分自身で達成を不可能にしていたのです
思い込みの力とは、それほどまでに大きいのです
この凄まじい思い込みの力がマイナスに働くと最悪で、被害妄想を強くするなどして、善良な周囲の人々全員を敵に変えてしまいます
マイナスの自己暗示をかけるということを人はしてしまいがちなものです
そして、その異常性やもったいなさに、本人は気付けないのです
「四分の壁」の話から分かるのは、自分にはできないと思い込んで自分の可能性を狭めている人が、トップアスリートにすらたくさんいたということです
自分の力を過小評価して成功を投げ出すことがどれほどもったいないことかを教えてくれる、この四分の壁の話が私は好きです
この四分の壁の話は、人間は考え方を変え、思い込みをマイナスからプラスに変えれば、今まで不可能に思えていたことだって実現可能だという、希望に満ちた話だから私は好きなのです。自分の可能性を信じられるポジティブな話だから忘れたくないのです
恋愛に使える心理学【男心女心】【惚れさせる】⑦ウィンザー効果~協力してくれる友人がいると恋愛は上手くいく~
恋愛に使える心理学第七弾は、ウィンザー効果です
このウィンザー効果とは、当事者から直接聞いた情報よりも、第三者から間接的に聞いた情報のほうが信憑性が増すという、心理的効果のことです
商品を販売する企業と消費者の関係で考えてみると、分かりやすいかもしれません
企業は、さまざまなメディアで、自社の商品はこれほどまでに優れている、だから、他社のものを買うより、絶対うちのものを買ったほうがいいのだと、消費者たちに広く大きな声でアピールしますね
しかし消費者には、
「そりゃ買ってもらいたいんだから、自分のところの商品を良く言うのは当然だよな」という心理が働いて、それらの商品アピールを素直に受け取れないのです
なにか高い買い物をするとき、アマゾンレビューでどんな評判かチェックしてから、買うかどうかを決める人は少なくないと思います。私もその一人です
レビューに背中を押されて商品購入を決意する
それが、ウィンザー効果です
なにか商品を買うのでも、食事の店を決めるのでも、クチコミは大きな影響力を持っているわけです
消費者に自社商品を買ってもらいたい企業同様、好きな人に好きになってもらいたい片想いの人でも、同じことが言えます
アマゾンレビューで顔も名前も知らない人のレビューに影響を受けた以上に、共通の友人から聞く誉め言葉は、大きな影響をもたらすのです
相手に好意を持ってもらおうとして、自分のアピールポイントを並べ立てれば、「この人自慢ばっかりだな」と悪印象を持たれることになり、逆効果です
だからこそ、自分のアピールしたいところは、第三者から言ってもらったほうが効果的なのです
本人がアピールするよりも、第三者が褒めてくれるほうがはるかに説得力がある。
それが、ウィンザー効果です
好きな人にだけ好かれればいいという考えでは、絶対に上手くいきません
恋愛を成功させたいなら、好きな人のまわりにいる人たちを味方につける必要があるのです
異性と恋人の段階にあがろうとするとき、人は絶対まわりの目を気にします
まわりの評判が悪いと、付き合える可能性が大幅減なのは間違いないと思います
評判の悪い人と深い関係になることは、自分の評価も落としかねないことなので、付き合うには大きな勇気がいるのです
ウィンザー効果は、信頼している人の意見ほど、影響が大きくなります
ですから、あなたの好きな人の親友こそが、ウィンザー効果を働かせるということを考えたとき、もっとも重要な人となります
好きな人の親友と仲良くなり好印象を持ってもらうことで、その好印象は好きな人にも伝わって、好きな人から好かれやすくなるのです
ちょっと勇気がいりますが、共通の友人を介して、好きな人に好意を伝えてもらうのも一つの手です
「あの子、おまえのこと好きらしいよ」
そうやって第三者から「好き」と伝えてもらうことで、自分を異性として意識してもらえるようになります
好意の返報性が働いて、好きな人から「好き」という気持ちが返ってきやすくなるのです
恋愛に使える心理学テクニック
ウィンザー効果のまとめ
城を落とすには、外堀を埋める必要があるわけです
三時のおやつには意味がある【体内時計遺伝子BMAL1(ビーマル・ワン)が太りやすい時間帯と太りにくい時間帯をつくっていた】
前に、BMAL1(ビーマル・ワン)という、体内時計の調整機能を持つタンパク質を紹介したことがありました
BMAL1(ビーマル・ワン)は、体内時計の調節だけならよかったんですが、憎いことに、脂肪をため込む働きまで持っています
おやつの時間、午後三時こそがBMAL1(ビーマル・ワン)がもっとも減る時間帯です。それはつまり、午後三時こそが、もっとも太りにくい時間帯であることを示しています
逆に、BMAL1(ビーマル・ワン)がもっとも分泌されるのが午後十時から午前二時にかけてです。
午後三時と比べると、なんと二十倍!!
それだけ多くなるということは、当然太りやすくなります。だから、夜食は恐ろしいのです
食事の時間帯によって二十倍もの大きな違いが生まれるわけですね
午後三時が食事をしても脂肪を蓄積しにくい時間帯
午後十時~午前二時が脂肪を蓄積しやすい時間帯
糖分が多くカロリーが高い食べ物でも、一番脂肪になりにくい午後三時なら、被害を最小限におさえられるということを、ダイエッターとしては、しっかり覚えておきたいですね。時間帯を考えて食事することが大事です
生活リズムが乱れていると、メタボリックシンドロームになりやすいことも明らかになっています
朝に日光を浴びるなどして規則正しい生活を心掛け、よけいなもののついていない体をつくっていきたいものですね
コンビニおにぎりが時間が経ってもボソボソにならない理由~炊飯油を使用しているから~
自宅で作ったおにぎりと比べて、コンビニおにぎりは時間が経っても変化が少ないですね。パサつかずご飯粒にツヤがあります
それはなぜかというと、コンビニおにぎりには油が使われているからです
コンビニおにぎりのごはんの塊を水の中に入れてかき混ぜてみると油が浮いてきますからね
コンビニ食品工場では、ご飯を炊くときに炊飯油という植物油を使っているのです
といってもそれほど大量の油が使われているわけじゃありません
少量なため、パッケージの原材料のところに記載されていないのです(さっきコンビニに寄って、いくつかおにぎりをチェックしてきました)
まあ、食用油ですから、健康への悪影響はほとんどないでしょうが、若干カロリーは大きくなりますね
コンビニ食品に限らずほかの外食店でも、長時間保存を可能にするためや、美味しくするために、炊飯油を使用しているところは多いです
油よりも気になるのは添加物ですね。コンビニおにぎりは、長く置いておけるように保存料のpH調整剤とかが使われてますし
だから、おにぎりはコンビニで買うより自分で作ったほうがいいなと、私は思ってます。そのほうが安上がりですしね。
まあ、気にしすぎても息苦しいしキリがないので、コンビニ食品を利用することは今後もあるでしょうが